右図のように、タイル等の下地がハク
離して空気層ができると、そこで外壁
と内部との熱移動が妨げられ、
太陽
光等で熱移動が生じた場合、健全部
とは異なった温度変化が生じます。
サーモグラフィは0.1℃単位の温度
変化を検知可能なので、わずかな温
度の差異から下地の異常が読み取れ
ます。
タイル下地等がハク離していると、タイル裏面から構造体への熱伝導量が
小さいために、太陽光の輻射熱により
健全部より早く温まり、輻射熱がな
くなるとより早く冷めます。太陽光の輻射熱を利用してタイル下地等のハク
離をみつけることが
可能となります。右図は通年での一般的な傾向を図
示しておりますので、実際には天候・季節によって変化は異なります。